FXの練行足(れんこうあし)、は別名練り足(ねりあし)とも呼ばれ、日本で昔から伝わる罫線分析手法です。
一目均衡表がichimokuと呼ばれているように、連行足はRenkoという単語で通用することからもわかるように、今や世界中の投資家の間で使われている有名な分析手法です。
FX業界ではあまり使うことが多くはありませんが、株式、先物の世界では知られた方法です。
FXの練行足とは
練行足は、時間軸で動いていく一般のローソク足とは違い、ボラティリティ(価格の変動)によって動く非時系列チャートです。
時間がたったとしても、値動きがなければチャートは動かず、値動きが大きければ短時間でも大きなチャートの変動を見ることができます。
このチャートが緑に陽転したときはや赤に陰転したときに買いや売りのエントリーチャンスだと判断します。
従来のローソク足チャートを見慣れた人にとっては、練行足チャートは時間軸がない分少し面喰らうかもしれません。
練行足は、2色のブロックが上昇したりレンジで水平を保ったり、下降したりするチャートです。ローソク足のように、ヒゲもなく、ブロック幅も変化することもありません。MT4のインジケーターでも使うことができます。
練行足の見方
最初に設定した値幅の2倍以上の価格変動があったときにブロックを書き足していきます。
他のテクニカルとの併用ももちろん可能ですが、練行足だけを使ったトレードもできます。単体での判断基準はとてもシンプルで分かりやすいです。
練り足のエントリーチャンス
陰線から陽線に切り替わったところで買いエントリー
陽線から陰線に切り替われば売りエントリー
どの時間軸でも使うことができますが、長期足の方が安定しています。
基本的にはトレンドで使うことがメインになります。
レンジだとダマシが多くなるので、その分勝率も下がってしまいます。
最初に値幅を自分のトレードスタイルに合わせてやりやすいように設定するのですが、設定した値幅よりも満たない小さい値動きについては反映しないため、トレンド転換のタイミングの反応は遅く、後になってようやく現れる性質を持っています。
反応のはやいテクニカルを使っている人にとっては、反応の鈍さにイラついているかもしれません。
細かいスキャルピングやデイトレードよりも、長期の投資でどっしりと向き合いたい方にはぴったりです。